徳島県の工務店で家を建てるなら、まもる建設におまかせください
営業時間/8:00~18:00
ホーム » 住宅コラム » 住宅ローンの金利が上昇した時の対応法!
2018/12/13 ◆住宅ローンの審査にAI(人工知能)が 活用されはじめている 仕事や生活のあらゆるシーンで AI(人工知能)という言葉を 聞かない日はありませんね。 すでに私たちの周囲で活用が進んでいるAI技術は、 煩雑なデータ処理を自動化することによって、 様々な業務の効率化に役立っています。 住宅ローンの分野でも、 このAIを利用して住宅ローン審査の 速度アップや精度アップを目指す 金融機関が登場し、大きな話題になっています。 2017年11月に住信SBIネット銀行、 2018年5月にはソニー銀行、 2018年10月には三菱東京UFJ銀行が、 それぞれ住宅ローンの審査に AIを導入することを発表しました。 それでは、住宅ローン審査にAIが導入されると、 どのような点が今までとは違ってくるのか? 今回は「住宅ローンのAI審査」にスポットを当てて、 AIによる審査のメリット・デメリット、 審査にAIを活用している住宅ローンと その特徴をご紹介します! ◆住宅ローンAI審査のメリット・デメリット 住宅ローンAI審査のメリット ・審査のスピードが速まる ・金利や手数料が下がる可能性がある ・サービスが拡充される可能性がある 住宅ローン審査にAIが導入されると、 審査のスピードは従来と比較して格段に速くなります。 なぜなら審査の際に行われる複雑なデータ処理は、 AIを活用し処理を自動化したほうが、 はるかに速く、正確に行うことができるためです。 この審査スピードのアップは、 AIが住宅ローン審査を行う 大きなメリットの1つと言えるでしょう。 また、審査のスピードが速まれば、 万一、審査に落ちた場合でも、 早めに他の住宅ローンの検討に 移ることができるようになります。 これも二次的なメリットと言えるでしょう。 さらに、それまで人が行っていた業務を AIに任せることができるようになるため、 金融機関が人件費などのコストを下げられる点も AI審査のメリットです。 その結果、利用者側においても 「住宅ローンの金利や事務手数料などが下がる」 「契約者向けのサービスが拡充される」 といったメリットが産まれることが期待できます。 ◆住宅ローンAI審査のデメリット ・人の判断が入らないぶん、 シビアに審査に落とされる可能性がある ・審査に落ちたor通った場合の根拠を 把握できない可能性がある) AIによる審査のデメリットとしては、 融資可否の判断が機械的に行われる点が 挙げられます。 人による判断が介在しなくなるため、 信用情報や資産情報といった 自分のデータをAIが評価しない場合は、 審査にシビアに落とされてしまう可能性も でてくるでしょう。 また将来的に、 住宅ローンの審査に利用されるAI技術が、 より複雑・高度なアルゴリズムを 用いるようになった場合、 審査基準がブラックボックス化され、 審査に落ちた場合や通った場合の判断根拠を 人のほうで把握できなくなる可能性も考えられます ◆住宅ローンのAI審査を実施している金融機関 ●ソニー銀行 ソニー銀行の住宅ローンでは 2018年5月より事前審査(仮審査)において AIによる与信判断を実施しています。 AI技術には、ソニー・グループが独自に開発した 機械学習モデルを採用しております。 個々に学習したモデルを複数組み合わせる アンサンブル法を利用することで、 審査担当者の判断に近い精度の 自動審査を実現しています。 従来は2~6日程度かかっていた結果判定を 最短60分に短縮できます。 ●住信SBIネット銀行 住信SBIネット銀行の住宅ローンでは 2017年11月より住宅ローンの審査に AI技術を活用しました。 AIには、複数の機械学習手法を混合することで 予測精度を高めたアンサンブルモデルを 使用しています。 また、2018年度中には 日立製作所と共同開発中の 新アルゴリズムを搭載したAI技術の導入も予定です。 仮審査は3営業日以内となり 本審査から融資実行までは必要書類の到着後 1ヶ月~1ヶ月半ほどかかります。 ●三菱UFJ銀行 三菱UFJ銀行の住宅ローンでは、 2018年10月よりリクルートの物件検索サイト 「SUUMO(スーモ)」の利用者を対象に、 AIによる住宅ローンの事前審査を実施しています。 スーモのサイト上で 氏名や住所、勤務先、年収、借入希望額など 約20項目を入力すると、 最短15分で事前審査の結果がわかります。 また、審査結果を踏まえての 本審査の申し込みも可能です。 AIにはNECが開発した 「異種混合学習技術」が活用されています。 ★他にもある審査のスピードが速い宅ローン AI審査とは別に住宅ローンの中には、 ペーパーレス化や信用情報の自動照会などを 取り入れることで、すでに審査のスピードを 大きくアップさせているものがあります。 これらの住宅ローンでは、 事前審査の結果はおおむね当日中に判明する他、 本審査も3営業日以内に結果がわかります。 万一落ちた場合もすぐに次の住宅ローンを検討でき、 住宅ローンを比較・検討するうえで 大変利便性が高いと言えるでしょう。 ◆まとめ 住宅ローン審査へのAI導入の流れは、 今後も進んでいくでしょう。 米国と比較すると、 与信審査におけるAIの利用について 日本国内の金融機関は慎重であり、 「予測根拠の不透明なモデルの使用を避ける」 「予測精度の高いアルゴリズムの構築を自前で行う」 など、AIのブラックボックス化を 避けようとしています。 しかし、すでにAI審査を導入した金融機関の多くは、 審査期間が短くなり、人の負担も減るなど 一定の効果が見られることも事実です。 導入が進めば、 金利や手数料面で我々利用者が 直接の恩恵を受けるシーンも増えるでしょう。 また現時点でも、 審査のスピードが速い住宅ローンを 候補に加えることで、 従来程度の日数がかかる住宅ローンと 審査のタイミングをずらし、 金利や借入額などを効率的に比較することができます。 新規借り入れや借り換え等で、 近いうちに住宅ローンを検討する可能性が高い方は、 今回ご紹介したAI審査を行う住宅ローンも 視野に入れつつ、 ご自身の資金計画に沿った住宅ローン選びに 役立ててください。 それでは、また。 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 高品位住宅について徹底解説 IHクッキングヒーターの種類と特徴! 家づくりは何から始めますか。 断熱材の種類について新築を温かく 外観デザインの種類! 住宅ローンの金利上昇要因とその対策 間仕切り扉の種類と特徴と選び方 暖かくなってきたこの季節にエアコンのお掃除 ≪前の記事 次の記事≫
◆住宅ローンの審査にAI(人工知能)が 活用されはじめている
仕事や生活のあらゆるシーンで AI(人工知能)という言葉を 聞かない日はありませんね。
すでに私たちの周囲で活用が進んでいるAI技術は、 煩雑なデータ処理を自動化することによって、 様々な業務の効率化に役立っています。
住宅ローンの分野でも、 このAIを利用して住宅ローン審査の 速度アップや精度アップを目指す 金融機関が登場し、大きな話題になっています。
2017年11月に住信SBIネット銀行、 2018年5月にはソニー銀行、 2018年10月には三菱東京UFJ銀行が、 それぞれ住宅ローンの審査に AIを導入することを発表しました。
それでは、住宅ローン審査にAIが導入されると、 どのような点が今までとは違ってくるのか?
今回は「住宅ローンのAI審査」にスポットを当てて、 AIによる審査のメリット・デメリット、 審査にAIを活用している住宅ローンと その特徴をご紹介します!
◆住宅ローンAI審査のメリット・デメリット
住宅ローンAI審査のメリット
・審査のスピードが速まる
・金利や手数料が下がる可能性がある
・サービスが拡充される可能性がある
住宅ローン審査にAIが導入されると、 審査のスピードは従来と比較して格段に速くなります。
なぜなら審査の際に行われる複雑なデータ処理は、 AIを活用し処理を自動化したほうが、 はるかに速く、正確に行うことができるためです。
この審査スピードのアップは、 AIが住宅ローン審査を行う 大きなメリットの1つと言えるでしょう。
また、審査のスピードが速まれば、 万一、審査に落ちた場合でも、 早めに他の住宅ローンの検討に 移ることができるようになります。
これも二次的なメリットと言えるでしょう。
さらに、それまで人が行っていた業務を AIに任せることができるようになるため、 金融機関が人件費などのコストを下げられる点も AI審査のメリットです。
その結果、利用者側においても 「住宅ローンの金利や事務手数料などが下がる」 「契約者向けのサービスが拡充される」 といったメリットが産まれることが期待できます。
◆住宅ローンAI審査のデメリット
・人の判断が入らないぶん、 シビアに審査に落とされる可能性がある
・審査に落ちたor通った場合の根拠を 把握できない可能性がある)
AIによる審査のデメリットとしては、 融資可否の判断が機械的に行われる点が 挙げられます。
人による判断が介在しなくなるため、 信用情報や資産情報といった 自分のデータをAIが評価しない場合は、 審査にシビアに落とされてしまう可能性も でてくるでしょう。
また将来的に、 住宅ローンの審査に利用されるAI技術が、 より複雑・高度なアルゴリズムを 用いるようになった場合、 審査基準がブラックボックス化され、 審査に落ちた場合や通った場合の判断根拠を 人のほうで把握できなくなる可能性も考えられます
◆住宅ローンのAI審査を実施している金融機関
●ソニー銀行
ソニー銀行の住宅ローンでは 2018年5月より事前審査(仮審査)において AIによる与信判断を実施しています。
AI技術には、ソニー・グループが独自に開発した 機械学習モデルを採用しております。
個々に学習したモデルを複数組み合わせる アンサンブル法を利用することで、 審査担当者の判断に近い精度の 自動審査を実現しています。
従来は2~6日程度かかっていた結果判定を 最短60分に短縮できます。
●住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは 2017年11月より住宅ローンの審査に AI技術を活用しました。
AIには、複数の機械学習手法を混合することで 予測精度を高めたアンサンブルモデルを 使用しています。
また、2018年度中には 日立製作所と共同開発中の 新アルゴリズムを搭載したAI技術の導入も予定です。
仮審査は3営業日以内となり 本審査から融資実行までは必要書類の到着後 1ヶ月~1ヶ月半ほどかかります。
●三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行の住宅ローンでは、 2018年10月よりリクルートの物件検索サイト 「SUUMO(スーモ)」の利用者を対象に、 AIによる住宅ローンの事前審査を実施しています。
スーモのサイト上で 氏名や住所、勤務先、年収、借入希望額など 約20項目を入力すると、 最短15分で事前審査の結果がわかります。
また、審査結果を踏まえての 本審査の申し込みも可能です。
AIにはNECが開発した 「異種混合学習技術」が活用されています。
★他にもある審査のスピードが速い宅ローン
AI審査とは別に住宅ローンの中には、 ペーパーレス化や信用情報の自動照会などを 取り入れることで、すでに審査のスピードを 大きくアップさせているものがあります。
これらの住宅ローンでは、 事前審査の結果はおおむね当日中に判明する他、 本審査も3営業日以内に結果がわかります。
万一落ちた場合もすぐに次の住宅ローンを検討でき、 住宅ローンを比較・検討するうえで 大変利便性が高いと言えるでしょう。
◆まとめ
住宅ローン審査へのAI導入の流れは、 今後も進んでいくでしょう。
米国と比較すると、 与信審査におけるAIの利用について 日本国内の金融機関は慎重であり、 「予測根拠の不透明なモデルの使用を避ける」 「予測精度の高いアルゴリズムの構築を自前で行う」 など、AIのブラックボックス化を 避けようとしています。
しかし、すでにAI審査を導入した金融機関の多くは、 審査期間が短くなり、人の負担も減るなど 一定の効果が見られることも事実です。
導入が進めば、 金利や手数料面で我々利用者が 直接の恩恵を受けるシーンも増えるでしょう。
また現時点でも、 審査のスピードが速い住宅ローンを 候補に加えることで、 従来程度の日数がかかる住宅ローンと 審査のタイミングをずらし、 金利や借入額などを効率的に比較することができます。
新規借り入れや借り換え等で、 近いうちに住宅ローンを検討する可能性が高い方は、 今回ご紹介したAI審査を行う住宅ローンも 視野に入れつつ、 ご自身の資金計画に沿った住宅ローン選びに 役立ててください。
それでは、また。