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2017/12/22 住宅ローンを借入時に生命保険を見直した方が良い理由 住宅ローンを借り入れするとき一緒に生命保険を見直した方が良い住宅を購入しようとしている人にとっては、住宅選びや資金繰り、購入手続き等で忙しいときに生命保険の話までされても、そこまで考えられないというのが正直なところかもしれません。 しかし、実際に生命保険を見直すとメリットがある場合があるので、住宅ローンと生命保険の関係を知っておくと良いでしょう。 まず住宅ローンと生命保険がどう結びついているのかということからお伝えします。 一般的に、銀行等で住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険に加入することが条件とされています。 この団体信用生命保険はその名の通り生命保険であり、もし住宅ローンの返済者が返済途中で死亡した場合は、その保険金で残りの住宅ローンが一括返済されることになっております。 つまり、住宅ローンを借りる人があわせて団体信用生命保険に加入することで、万一のことがあっても銀行は住宅ローンの返済が滞る心配をしなくてすみます。 そして、遺族は住宅ローンの返済を免除されて住宅を手元に残すことができるようになっていて、住宅ローンの借り手・貸し手の双方にとってメリットがある保険だといえるのです。 フラット35なども10月から団体信用生命保険付き住宅ローンになったため通常は住宅ローンを組むことと、ローンを返済するための生命保険に加入することはほぼイコールと考えられます。 ◆もともと生命保険に入っていたら 保障が重なることがある住宅ローンを組むことで新たな生命保険に加入することになるのであれば、これまでに生命保険に加入していた人は、既存の生命保険との関係性を考えなければなりません。 一般的には、住宅ローンの契約者は世帯主であり一家の家計を支える大黒柱です。 したがって、万一自分が死亡したときのために、生命保険に加入していることが多いのです。 そしてその生命保険の保険金は、死亡して収入が途絶えた場合でも、残された家族が生活していくために必要な費用をまかなえるようになります。 具体的には、死亡後に遺族が生活するために必要な費用として、住居費(家賃)、食費、光熱費、通信費、日用品費、娯楽費、医療費、教育費等を合計した金額から、遺族年金や死亡退職金等の死亡後の収入や貯蓄額を差し引いた金額を“必要死亡保障額”といいます。 この必要保障額を生命保険の保険金額にすることが望ましいのです。 このように、万一の場合の必要保障額を考えて生命保険に加入していれば、住居費として家賃の支払額を保険金に含めているはずです。 そして住宅ローンを組むと、団体信用生命保険により万一の場合の住居費(住宅ローンの返済)が保障されるため、もともとの生命保険の方の住居費の保障は不要となり、保険金を削減することができるのです。 ◆生命保険を削減できた場合のメリット それでは、団体信用生命保険の加入により、不要になった生命保険を削減した場合のメリットを考えてみましょう。 生命保険の保険金を削減すると、その分、保険料が安くなり保険料の支払い負担が減ることになります。 どんな保険に入っていたかによりますが、例えば35歳の男性が以後30年分の家賃(月額8万円、総額約2,000万円と仮定)の 保障を削減すると、その効果として、保険料を月々10,000~15,000円、総額で400~500万円程度削減できる可能性があります。 長期間、住宅ローンを抱えるものにとって、これだけの保険料を節約できるのは大きな意義があるといえます。 削減した保険料で生活にゆとりをもたせることや貯蓄をすることはもちろん、住宅ローンの月々の返済額を増やしたり貯蓄した分を繰上げ返済にまわしたりすることで、住宅ローンの返済期間を縮めたり利子を削減させることができ、いっそう大きなメリットを受けることになります。 このように、住宅ローンを組むときや組んだあとに生命保険を見直すと、保険料を削減できる可能性があるため、生命保険に加入している人は忘れずに見直しをすることをおすすめします。 ◆保険に入っていなかった人は? ここまでは、住宅ローンを組む段階で、既に十分な生命保険に入っていた場合に保険の見直しが有効であるという話をしました。 それでは、そもそも保険に入っていなかった人や必要保障額を考慮せずになんとなく生命保険に入っていた場合をお伝えします。 ◎生命保険に入っていなかった人 生命保険に入っていなかった場合は、見直す保険がなく支払っている保険料もないので、節約につながることはありません。 しかし、もし既婚者であり小さな子どもがいる場合は万一に備えて生命保険の必要性を考えてみた方が良いでしょう。 住宅ローンを組んだからということではないが、これをきっかけに生命保険を検討することをおすすめします。 一方、独身者やDINKS等で生命保険の必要性が低い人であれば、住宅ローンを組んだからといって生命保険の必要性が高くなるわけではありません。 ◎生命保険には入っているが、 必要保障額は意識していなかった人生命保険に加入していても、加入時に自分にとっての必要保障額を考えて保険金を設定していなかったという人もいるでしょう。 親や親戚にアドバイスを受けたり、周りの人がこれくらいの金額に入っているからなどの理由で保険金額を決めたりという場合は、もしかしたら過剰な保険に入っているかもしれません。 また、逆に保障が足りていないかもしれません。 そのような状態を放置するのは良くないので、やはりこれを機会に見直しをしてみることをおすすめします。 特に保険に過剰に加入している場合は、保険料の節約につながるという直接的なメリットがあるでしょう。 ◆生命保険はライフイベントやライフステージごとに見直しが必要 住宅ローンを組んだら、団体信用生命保険に加入することになるため、既存の生命保険と保障が重複する場合があります。 しかし、そんなケースに該当しなかったとしても、住宅を取得するということは、生活環境が変わり、その後の家計の支出内容が変化する可能性があります。 そのようなときには、やはり生命保険を見直したり、未加入であれば加入を検討したりすべきです。 このように、生命保険は一度入ったらそのままでいいというわけではないのです。 家族構成が変わったり生活スタイルやライフプランが変化したりしたときにはその都度見直しが必要なのです。 こまめに見直しをして、保障の過不足がないように注意を払うことがとても大切になります。 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 「小さい子供がいる家づくり」 平屋の魅力と注意点 一戸建てで失敗しない庭づくりを 暖かくなってきたこの季節にエアコンのお掃除 洗面所にふさわしい床材について解説 施工後の不満点 新築を建てる前に抑えておきたい注意点 断熱材の種類について新築を温かく ≪前の記事 次の記事≫
住宅ローンを借り入れするとき一緒に生命保険を見直した方が良い住宅を購入しようとしている人にとっては、住宅選びや資金繰り、購入手続き等で忙しいときに生命保険の話までされても、そこまで考えられないというのが正直なところかもしれません。
しかし、実際に生命保険を見直すとメリットがある場合があるので、住宅ローンと生命保険の関係を知っておくと良いでしょう。
まず住宅ローンと生命保険がどう結びついているのかということからお伝えします。
一般的に、銀行等で住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険に加入することが条件とされています。
この団体信用生命保険はその名の通り生命保険であり、もし住宅ローンの返済者が返済途中で死亡した場合は、その保険金で残りの住宅ローンが一括返済されることになっております。
つまり、住宅ローンを借りる人があわせて団体信用生命保険に加入することで、万一のことがあっても銀行は住宅ローンの返済が滞る心配をしなくてすみます。
そして、遺族は住宅ローンの返済を免除されて住宅を手元に残すことができるようになっていて、住宅ローンの借り手・貸し手の双方にとってメリットがある保険だといえるのです。
フラット35なども10月から団体信用生命保険付き住宅ローンになったため通常は住宅ローンを組むことと、ローンを返済するための生命保険に加入することはほぼイコールと考えられます。
◆もともと生命保険に入っていたら 保障が重なることがある住宅ローンを組むことで新たな生命保険に加入することになるのであれば、これまでに生命保険に加入していた人は、既存の生命保険との関係性を考えなければなりません。
一般的には、住宅ローンの契約者は世帯主であり一家の家計を支える大黒柱です。
したがって、万一自分が死亡したときのために、生命保険に加入していることが多いのです。
そしてその生命保険の保険金は、死亡して収入が途絶えた場合でも、残された家族が生活していくために必要な費用をまかなえるようになります。
具体的には、死亡後に遺族が生活するために必要な費用として、住居費(家賃)、食費、光熱費、通信費、日用品費、娯楽費、医療費、教育費等を合計した金額から、遺族年金や死亡退職金等の死亡後の収入や貯蓄額を差し引いた金額を“必要死亡保障額”といいます。
この必要保障額を生命保険の保険金額にすることが望ましいのです。
このように、万一の場合の必要保障額を考えて生命保険に加入していれば、住居費として家賃の支払額を保険金に含めているはずです。
そして住宅ローンを組むと、団体信用生命保険により万一の場合の住居費(住宅ローンの返済)が保障されるため、もともとの生命保険の方の住居費の保障は不要となり、保険金を削減することができるのです。
◆生命保険を削減できた場合のメリット
それでは、団体信用生命保険の加入により、不要になった生命保険を削減した場合のメリットを考えてみましょう。
生命保険の保険金を削減すると、その分、保険料が安くなり保険料の支払い負担が減ることになります。
どんな保険に入っていたかによりますが、例えば35歳の男性が以後30年分の家賃(月額8万円、総額約2,000万円と仮定)の
保障を削減すると、その効果として、保険料を月々10,000~15,000円、総額で400~500万円程度削減できる可能性があります。
長期間、住宅ローンを抱えるものにとって、これだけの保険料を節約できるのは大きな意義があるといえます。
削減した保険料で生活にゆとりをもたせることや貯蓄をすることはもちろん、住宅ローンの月々の返済額を増やしたり貯蓄した分を繰上げ返済にまわしたりすることで、住宅ローンの返済期間を縮めたり利子を削減させることができ、いっそう大きなメリットを受けることになります。
このように、住宅ローンを組むときや組んだあとに生命保険を見直すと、保険料を削減できる可能性があるため、生命保険に加入している人は忘れずに見直しをすることをおすすめします。
◆保険に入っていなかった人は?
ここまでは、住宅ローンを組む段階で、既に十分な生命保険に入っていた場合に保険の見直しが有効であるという話をしました。
それでは、そもそも保険に入っていなかった人や必要保障額を考慮せずになんとなく生命保険に入っていた場合をお伝えします。
◎生命保険に入っていなかった人
生命保険に入っていなかった場合は、見直す保険がなく支払っている保険料もないので、節約につながることはありません。
しかし、もし既婚者であり小さな子どもがいる場合は万一に備えて生命保険の必要性を考えてみた方が良いでしょう。
住宅ローンを組んだからということではないが、これをきっかけに生命保険を検討することをおすすめします。
一方、独身者やDINKS等で生命保険の必要性が低い人であれば、住宅ローンを組んだからといって生命保険の必要性が高くなるわけではありません。
◎生命保険には入っているが、
必要保障額は意識していなかった人生命保険に加入していても、加入時に自分にとっての必要保障額を考えて保険金を設定していなかったという人もいるでしょう。
親や親戚にアドバイスを受けたり、周りの人がこれくらいの金額に入っているからなどの理由で保険金額を決めたりという場合は、もしかしたら過剰な保険に入っているかもしれません。
また、逆に保障が足りていないかもしれません。
そのような状態を放置するのは良くないので、やはりこれを機会に見直しをしてみることをおすすめします。
特に保険に過剰に加入している場合は、保険料の節約につながるという直接的なメリットがあるでしょう。
◆生命保険はライフイベントやライフステージごとに見直しが必要
住宅ローンを組んだら、団体信用生命保険に加入することになるため、既存の生命保険と保障が重複する場合があります。
しかし、そんなケースに該当しなかったとしても、住宅を取得するということは、生活環境が変わり、その後の家計の支出内容が変化する可能性があります。
そのようなときには、やはり生命保険を見直したり、未加入であれば加入を検討したりすべきです。
このように、生命保険は一度入ったらそのままでいいというわけではないのです。
家族構成が変わったり生活スタイルやライフプランが変化したりしたときにはその都度見直しが必要なのです。
こまめに見直しをして、保障の過不足がないように注意を払うことがとても大切になります。