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日本のお家は断熱性能が低い?

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こんにちは!

設計部の土橋です。

 

本日は、国土交通省の統計データからの記事をお伝え致します。

 

少し古いデータにはなりますが、平成29年時点での約5,000万戸の断熱性能の統計を取ったところ、

昭和55年基準に満たないお家が32%、昭和55年基準が36%となっています。

 

日本の住宅ストックの約7割は、昭和55年省エネ基準以下の断熱性能で

在宅中の平均室温は18℃以下の居間が約6割、脱衣所が約9割を占めています。

平均値でみると、居間の平均室温は16.7℃、脱衣所に関しては12.8℃となっています。

 

また、暖房のしている部屋としていない部屋の温度差が大きく、

昭和55年省エネ基準の住宅は、LDKと浴室との温度差は12℃以上あるという結果が出ています。

特に、夜間の室温の下がり具合は顕著で、0時に20℃あった室温が、

朝方6時には、5.3℃まで下がります。

ZEH基準であれば0時に同じ20℃であれば、朝方6時には、11.7℃と

昭和55年省エネ基準に比べて10℃以上の差が生じてきます。

 

ヒートショックでの死亡事故は、交通事故の数より多いというお話は

住宅業界ではよく聞くお話ですが、入浴事故は11~3月に多く発生しているのも事実です。

 

在宅中の室温差を大きくしないことが、健康寿命を延ばすことへつながります。

前回のリフォーム工事のお話しにもつながりますが、

お家の室温についても注目して色々と検討してみてくださいね。

 

 

 

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