住宅コラム

新築で失敗しない駐車場の作り方

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通勤、通学などに車を使っている方にとっては、駐車場は大切なポイントです。
新築住宅に駐車場をつけるなら、自分の理想が詰まった快適な駐車場を目指しましょう。
駐車場を作る際に必要な広さや費用、失敗しないためのポイントについて解説します。

駐車場作るのに必要な広さは?

駐車場を作るのに必要な広さは?

まずは玄関に駐車場を作る十分なスペースを確保しましょう。
国土交通省は「駐車場設計・施工指針について」のなかで、普通乗用車1台分の駐車スペースとして、2.5m(幅)×6.0m(長さ)
を指針としています。[注1]

普通自動車のサイズは、1.7m(幅)×4.7m(長さ)ほどなので、国道交通省の指針は、これに多少の余裕をもたせたものをいえます。

所有している車がファミリーカーの場合、ベビーカーや車椅子の乗り降りが必要な場合はさらに広いスペースが必要です。
建てたいと考えている坪面積に、駐車場として必要な面積をプラスして考え、余裕をもった駐車場作りを目指しましょう。

[注1]駐車場設計・施工指針について:国土交通省

ガレージを作る場合

ガレージを作りたい場合は、駐車場以上に車の大きさに気をつけてください。
将来大きな車に乗り換えるかもしれない場合、家族が増えて自転車やベビーカー、遊具なども一緒に収納する可能性がある場合は、単純に今の車の大きさだけでは不十分です。
大きすぎるガレージを作ると住宅として使える面積が少なくなってしまいますので、そのバランスもよく考えましょう。

狭小住宅に駐車場を作る場合

狭小住宅に分類されるものの駐車場を作りたいという場合は、ビルトインガレージを検討してみてください。
建物の一部に駐車場が組み込まれているもので、近年よく見かける、一階部分が駐車場になっているような住宅のことです。
この方法を取り入れることで、少ない面積でも駐車場スペースを確保できます。
その分階数を増やすなどの工夫が必要ですが、建築基準法によって階数、高さに制限があることも。
地域によって制限される高さは違いますので、十分に駐車場と住宅スペースを取り入れられるか確認してみてください。

駐車場を作る費用の相場は?

駐車場を作る際にかかる費用は、どんな駐車場にするかによっても変動します。
芝生や砂利のままで良いなら費用を抑えられますが、その分手入れが大変です。
コンクリートやアスファルトにする、ガレージにする、シャッターや門をつけるなど、どんな駐車場が理想なのか考えてみましょう。
中でもアスファルトを敷くだけなら、比較的費用を抑えられます。

浮いたお金で屋根をつける、門をつけるなどのオプションをつけることも可能です。
コンクリートはアスファルトよりも施工費用は高くなりますが、その分劣化しにくくメンテナンス費用がかかりません。
その他、証明をおしゃれなものにする、植栽を取り入れる、屋根をつけるなど、駐車場にはさまざまなオプションがあります。
費用と相談しながら、何を取り入れて何の費用を抑えるのかをよく考えましょう。

失敗しないための3つのポイント

駐車場作りで失敗しないために!

駐車場を作る際、見よう見まねで作る、オプションをたくさんつけるなど、適当に作ってしまうと後々後悔します。
毎日駐車場を使うことがストレスとならないためにも、快適な駐車場作りのために気をつけたいポイントをチェックしましょう。

汚れにくい素材にする

アスファルトやコンクリートは、泥汚れが目立ちやすく、頻繁に掃除しなければなりません。
芝生の場合は雑草の手入れなどを頻繁にする必要があります。
砂利は水はけが良い、お手入れが楽、汚れも目立たないというメリットがあります。
砂利や車椅子などが出入りしにくいという場合は、汚れても落としやすい素材を選ぶなど、少ないお手入れ回数でも長く快適に使える素材を探してみましょう。

必要なオプションを見極める

屋根、門、証明、植栽など、憧れの駐車場のスタイルは人によって違います。
見た目の問題だけでなく、実用的なことも考えてオプションを選びましょう。
自動で開く門は車から降りる必要がありませんが、開ききるまで待たなければなりません。
本当に門が必要か考えてみましょう。
雨風から車を守ってくれる屋根も、デザインによっては圧迫感があり、住宅全体を重苦しい印象にしてしまいます。

居住スペースとのバランスを考える

今後のことを考える、また来客用のスペースを確保するなど、広めに駐車場を作ることは大切です。
しかしそればかりを優先すると、居住スペースが狭くなってしまいます。
居住スペースも十分に確保したいのならビルトインガレージも検討するなど、バランスの良い住宅作りを目指しましょう。

駐車場を作る際は慎重に

駐車場を作る際に気をつけたいポイントや基礎知識を解説しました。
これから長く付き合っていくことになる駐車場ですので、ストレスなく使えるような工夫を考えてみてください。
素材、スペース、オプションなどについてもよく検討していきましょう。

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